「蓮さん……」 「きっかり期限は一年だ。来年の今日だぞ」 「なにそれ……ねえ、どうして……」 「うるさい、我慢して一年も待つんだぞ。それ以上は無理だ。それまでに僕も君を迎える準備を整えておく。逃げようとしても無駄だ。その時こそもう僕の中から逃がさない」 「蓮さん」 私は彼の首に手を回した。耳元で答えた。 「わかった。とりあえず一年でいったん戻る。約束する」 「……さくら……」