伯父は痩せたが目だけは前よりしっかり光り輝いていた。
「さくら受賞おめでとう。そして、これからは自分の力を信じて思うようにやりなさい。今回の受賞がお前を新しい道に連れて行ってくれるだろう。店の権利は完全にお前に譲るよ」
「ありがとう、伯父さん」
「さくら。最初、彼が資金援助を申し出てくれたときから、お前に興味があったんだろう。かの有名な玲瓏皇子もお前におちたんだな」
「……あなたったら」
伯母さんが驚いたように伯父を見た。
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