執行人




ヴァイオレットとマオはあの時のボーイとハウスメイドです。


この二人、主人に雇われているのです。



まったく、私の仕事が増えるというもの・・・。


厨房にて・・・。



「ヴァイ(ヴァイオレット)!もうすこし丁寧に食器は洗いなさい!」



この娘本当にパーシヴァル公爵のもとでハウスメイドしていたんですよね?



なぜこう無表情を保つのでしょうか・・・。



ヴァイは真新しいメイド服を着ながら皿洗いをしています。



「マオ!つまみ食いをしない!主人!いけませんこのようなところに。」



マオは私とはちょっとデザインが違う燕尾服を着ています。



青色のちょっと長めの髪。


大きな瞳。



まあ、年が15といのもあって主人と仲がいいのはいいんですが・・・。



アフターヌーンのお菓子のつまみ食いなど・・・。



「マオは掃除の仕事に戻る!図書室の掃除をしてきなさい!」



「はい・・・。」



「では僕も部屋に戻る。」



これで五月蝿くないですね。(ヴァイは喋りませんし)