此処はアリス・ロード伯爵のお屋敷。



「嗚呼、7時ですね、主人を起こさないと。」



私はノックをして部屋に入ると慣れた顔で主人を起こす。



「主人!起きてください!いつまで寝ているのですか!」



「ふあ~・・・。」


とてつもなく眠そうですね。



「ほら、着替えますよ。」



主人の着替えを手伝う。



「では、食堂へ参りましょう。」



背伸びをしている主人。



「んー。ああ。」



「今日のフルブレックファスト(朝食)は、
 スコーンとショートブレッド、フルーツ、ヨーグルトをご用意いたしました。」



とはいいつつ主人の目の前には何もない状態。



「?」



「ヴァイオレット、運んできてください。」