「どうします?」

「ああ一応預かり届けね。迷子だったらすぐ向こうから来るでしょ。あと…」

「えっ?」

「大きな声では言えないけどね、こういうのって、最悪施設なの。
今のうちに、あやしておきなさい!」

「えっ可愛そう…」

「君、子供居る?」

「部長、セクハラです」

女性警官が何やらばたばたとしながら、僕らの所へ戻って来た

「私、女性警察官の伊東みゆきです。
初めまして。みゆきお姉さんって呼んでいいからね。」

「はい」

「うん」

「君たち、年齢はいくつ?」

「5歳…だったかな覚えて無いや」