推しのためなら何なりと。

「まぁ、そうなの?しばらく泊まってく?」

「そうするー」

久しぶりの実家になごみつつ、晩御飯を作っているお

母さんを手伝う。

「どう?大学は楽しい?」

「二年目だからねー、ぼちぼち。あ、でも最近楽し

いかな」

「よかったわねー。……千春も学校を楽しいと思えた

らいいんだけど」

お母さんのその言葉で、動かしていた手を止める。

「まだ学校行ってないの?」

「最近は結構行くようになってるのよ?でも、

やっぱり楽しそうじゃないっていうか……

家にいる時はイキイキしてるんだけどねぇ」

「そっか……」