推しのためなら何なりと。

"家にいる時はイキイキしてるんだけどねぇ"

前にお母さんがそう言っていたのを思い出す。

千春はいい人たちに出会えたんだなぁ。

少しずつでも学校に行けるようになってきた

のは多分、メンバーのおかげなんだろう。

「……さて、私も行きますか」

千春の姉という立場から、春くんのオタクになる。

私の席は念願の最前。

ライブ開始の時間になると、トリプルシュンの

初投稿の曲のイントロが流れてくる。

周りの人達に合わせて席を立つと、春くんの

メンバーカラーにペンライトを合わせる。