推しのためなら何なりと。

「そ、そうなの?」

想像していなかった答えが返って来て、思わず振り返

りそうになってしまう。

「うん、もうちょっと大きくなってから言おうと思っ

てたんだけどね」

照れているのか、少し声が上ずっている。

可愛いなぁ……。

「私ね、春くん推しなんだ」

「……へっ?」

「今日のライブ、楽しみにしてるね!」

「お、お姉も見るの……?」

「当たり前でしょ〜、ちゃんとチケット取ってるから

ね!」