推しのためなら何なりと。

「千春、いるー?」

昔から変わらない千春の部屋のドアを開ける。

「あれ、いないのか……」

いつもの、お姉ノックしてよぉ!の声が聞こえなく

て、少し寂しく感じる。

……トリプルシュンのCD?

千春もトリプルシュン好きなのかな?

すごい!姉弟で語り合えるっ!と思って部屋に

足を踏み入れると、違和感を感じてまたその場

にとどまる。

……なんだろう、何かおかしい……何か

……っあ!

「まだ、公開されてない、イラスト……」

壁に貼ってあるポスターは、一見自然に見える

けど、見たことないイラストだ。