「ただいま」
「おー」
「おかえりなさい」
「あら。ひな、眠れない?」
深夜過ぎに帰ってきたまこちゃん
リビングにいたシン君と私を見て
目を丸くした
「…うん」
「そっか。何か食べる?」
「食う」
「シン兄には聞いてない」
買い物をしてきたみたいで
そのままキッチンへ向かって
片付けを始めるまこちゃん
くろをシン君に手渡して
私はまこちゃんの手伝いに向かう
「ありがとう。ひな」
「ううん」
「夜食に焼きそば作ろうと思うんだけど
ひなも食べる?」
「…ちょっと食べる」
頷けば、まこちゃんは口元を緩めて
私の頭を撫でた
3人で夜食を食べた後
まこちゃんと私が
ソファーで隣り合って
あったかい飲み物を飲んでいる中
カーペットの上に寝転んで
胸に乗せたくろの手足をいじって遊んでるシン君
まこちゃんが帰ってくるまで
帰ってきてからも
夜食を食べ終えた後も
部屋に戻らないで、ここに残ってるのは
きっと、私のため
人がいた方が安心するって
分かってるから
…何も言わないし
いつもと変わらない態度だけど
シン君は本当に
いざという時に『お兄さん』の顔を見せる
「ひな。寝れないの続いてるようなら
一回、病院行ってみる?」
目の下のクマに気付いたまこちゃんが
心配そうに眉根を寄せ、そんな事を言う
くろと遊んでいたシン君も
ちらりと私に視線を向けた
……。
心配させたくなかったから
話すべきかどうか悩んだけど
ひとりで抱えるには重くて
だから、素直に話すことにした
「……あのね。寝れないんじゃなくて…」
「怖い夢みる?」
「……昔の、夢視るから…」
「「…」」
その言葉に
まこちゃんとシン君が
ぴくりと反応し、沈黙する
お父さんに暴力を振るわれていた時の夢を視る
毎日毎日
忘れていた痛みと苦しさ、恐怖を
思い出せって誰かに言われてるみたいに
「……平気だったはず、なのに」
「おー」
「おかえりなさい」
「あら。ひな、眠れない?」
深夜過ぎに帰ってきたまこちゃん
リビングにいたシン君と私を見て
目を丸くした
「…うん」
「そっか。何か食べる?」
「食う」
「シン兄には聞いてない」
買い物をしてきたみたいで
そのままキッチンへ向かって
片付けを始めるまこちゃん
くろをシン君に手渡して
私はまこちゃんの手伝いに向かう
「ありがとう。ひな」
「ううん」
「夜食に焼きそば作ろうと思うんだけど
ひなも食べる?」
「…ちょっと食べる」
頷けば、まこちゃんは口元を緩めて
私の頭を撫でた
3人で夜食を食べた後
まこちゃんと私が
ソファーで隣り合って
あったかい飲み物を飲んでいる中
カーペットの上に寝転んで
胸に乗せたくろの手足をいじって遊んでるシン君
まこちゃんが帰ってくるまで
帰ってきてからも
夜食を食べ終えた後も
部屋に戻らないで、ここに残ってるのは
きっと、私のため
人がいた方が安心するって
分かってるから
…何も言わないし
いつもと変わらない態度だけど
シン君は本当に
いざという時に『お兄さん』の顔を見せる
「ひな。寝れないの続いてるようなら
一回、病院行ってみる?」
目の下のクマに気付いたまこちゃんが
心配そうに眉根を寄せ、そんな事を言う
くろと遊んでいたシン君も
ちらりと私に視線を向けた
……。
心配させたくなかったから
話すべきかどうか悩んだけど
ひとりで抱えるには重くて
だから、素直に話すことにした
「……あのね。寝れないんじゃなくて…」
「怖い夢みる?」
「……昔の、夢視るから…」
「「…」」
その言葉に
まこちゃんとシン君が
ぴくりと反応し、沈黙する
お父さんに暴力を振るわれていた時の夢を視る
毎日毎日
忘れていた痛みと苦しさ、恐怖を
思い出せって誰かに言われてるみたいに
「……平気だったはず、なのに」


