詩生里はシンに、

『心が太い…、素敵な名前だと思いますけどね。
あたしは平凡な名前なので、それくらいインパクトがあるといいなと思います』

こんなメッセージを送った。

すると、

『キミにはわからんわ。
俺の気持ちが。
だけど、ありがとう』

すぐにシン改めて心太(しんた)からメッセージがきた。

「なにコイツ…」

詩生里は眉をひそめた。

文面から伝わる、暗く、ネガティブ思考。

「もう連絡せんとこ!」

スマホをベッドに投げつける。

翌朝、詩生里がスマホを見ると、

『なんで連絡ないの?』

『キミに取ってはその程度の気持ちか』

『おーい、メッセージして~!』

心太から鬼メッセージがきていた。

mixiにログインすると、

『お!やっとログインした!』

すぐに心太からメッセージがきた。

これにはさすがの詩生里も、

「ひぃ!」

スマホを床に落としてしまった…。