恋の病に、堕ちてゆく。

誰かと重要なやり取りをしているかと思えば、通販ページを開いていて私の参考書を探しているようだった。

本当に買ってくれるんだ…。


眠い。とにかく眠たかった。

再び目を閉じる。

肩越しに青波の体温を感じた。

起こしてくれればいいのに、邪魔だと言ってくれればいいのに。重たいでしょう?


「ねぇ……」

「あ、起きた?」

「…映画の最後どうだった?」

なんとなく気になって聞いてみる。

「無事に男は組織から抜けられたけど彼女に会いに行く途中で、かつて彼に母親を殺された娘が、彼を射殺したよ」

望んでたバッドエンドだ。
それなのになんだかスッキリしなかった。

彼女は一生、彼を忘れられないんだろうな。