恋の病に、堕ちてゆく。

誘拐犯が警察に捕まってスカッとする物語だったらいいと思っていたが、あろうことかヒロインは誘拐犯に恋をしてしまった。

熱いキスを交わすシーンで思わず目を逸らす。

たぶん私もこの映画を見て、キケンな男性との恋に胸キュンしていただろう。ヒロインが誘拐犯に恋をする過程などしっかりと描かれていて、感情移入できたと思う。

でも同じ立場に立っている今は、お金欲しさにヒロインを誘拐した男を許せないし、好きになるなんて絶対にありえないと物語の全てを否定したくなる。

また、キスシーンが続く。


「早回しする?」

青波にそう聞かれて、首を振る。

私が子供みたいじゃん。

やっとシーンが夜から朝に変わったと思ったら、今度はベッドシーンが映る。

やっぱり早回ししてもらえば良かった…。