恋の病に、堕ちてゆく。

「入るわよ!」

突然、第三者の声が響き、ドアの方を見ると白衣を来た女性が立っていた。

「お、来た来た」

すぐに青波はドライヤーを切った。

この方が女医さん?

栗色のボブショートに色気のある切長の瞳、唇には真っ赤なルージュを引いていた。足が長くモデルのようだ。パンツスタイルでスタイルの良さが強調されている。まさに大人の女性って感じ。


「診察するから青波は出て行って!」

「了解」


バッグから聴診器を取り出し、女医さんは私に近付いた。


「まずは背中から見せて」

「はい…」


青波が部屋を出て行ったことを確認して、上着をめくった。