恋の病に、堕ちてゆく。

食事は片付けられて、変わりにテーブルの上にはノートパソコンが置かれていた。


「暇つぶしに、映画でも見たら?ネットワークには繋がっていないから、映画くらいしか見れないんだけど」


テーブルの隅には山積みのDVDが置かれていた。

ネットはできないんだ…。

操作のためにマウスを動かすと、隣りに青波が座った。

そっか、映画を見るから隣り同士なんだ。


嫌だな…。

できるだけ離れていたい。


「まずは髪を乾かさないとね」

「は…」


返事が終わるより前に、ドライヤーの騒音が耳に届いた。

生温かい風が肌に当たる。

丁寧にクシで梳かしながら、青波はドライヤーをかけてくれた。