恋の病に、堕ちてゆく。

お風呂に入らないまま過ごすことはありえないし、覚悟を決めて制服を脱いだ。すぐさま洗濯機に放り込む。手が届く箇所だけそっと包帯やバンドエイドも剥がした。

誰が用意した下着かを考えないようにして、お風呂に続く扉を開けた。


洗い場にはシャンプーやボディソープが置かれていて、ご丁寧に入浴剤まで準備されていた。

1回限りの使い切りタイプでバラ、ユズ、森林の香りが置かれていた。選ばせてくれるんだ…。


バスチェアや洗面器、バスタブは黒で統一されていた。ホテルのように高級感のあるお風呂だ。


大きな鏡の前に立つ。


恐る恐る背中の傷を映して見ると、思ったよりも酷かった。アザになっている箇所や、血が滲んでいる傷口もある。

染みるだろうな…。


少しだけお湯をかけてみると、顔を歪めるほどの痛みが走った。