恋の病に、堕ちてゆく。

「俺たちはあんたを監視してるぞ。無駄なことを考えず、青波さんに従えばいい」

「……はい」

返事をせずに逃げ出したかったけど、睨まれてしまった。鋭い視線から逃れるために小さく返事をして、ドアを閉めた。



また2人きりの空間。

青波はベッドに横になり無防備だけど、それはただのポーズだ。

警戒しながら、ベッドの横を通り、自身の布団に潜り込んだ。


「おやすみ」

「……おやすみなさい」


今度こそ、寝れない。身の危険をひしひしと感じていた。

油断したら、またさっきみたいなことになるよね?

絶対に青波の機嫌を損ねないように、大我の言うように従うしかない。

両親か、警察が助けてくれるその日まで。