恋の病に、堕ちてゆく。

「時間の問題だとは思うが、こちらも気を抜かずにいこう」

「はい」

金髪男は頭を下げる。
敬語だし、青波の方が年齢が上なのかな。


「加奈ちゃん、こいつはタイガ。大小の大に、(われ)って字で、大我(たいが)

「君塚です…」


名乗るまでもなく知られていると思うけど。それ以外の返しは思いつかない。

よろしくって感じでもないしね?


「ああ」

無表情のまま愛想のない反応が返ってきた。


「さぁ、寝よう。俺、めちゃくちゃ眠い」


そう言いながら青波はさっさと部屋に入って行ったけど、どうせ寝ないのでしょ?もう騙されないよ。