恋の病に、堕ちてゆく。

やっと、言えるんだ。

真っ直ぐな瞳と向き合って、伝える。


「私も、青波さんのことが大好きです」

声が、震えた。


1年も会えなかった哀しみや、もどかしさがすっと消えていく。

「水族館に行った夜、自由になったら私のお願いを聞いてくれるって言いましたよね?ーー私を、青波さんの彼女にしてください」

「ーーいいの?」


大きく頷く。

あの夜から、既にお願いは決まっていた。
心の奥で、ずっと青波の傍に居ることを望んでいたんだ。


「結婚を前提に俺と付き合ってください」

「…はい!」


"結婚"というパワーワードが飛び出して、一瞬だけ反応が遅れた。

私、いつか青波と結婚できるの?

満足気に微笑んだ青波は私の頬を包み、そっと顔をよせてきた。