恋の病に、堕ちてゆく。

たいしたことありすぎるでしょ!
そう簡単に気持ちは変わらないよ!今日、青波を見た時からずっと胸が高鳴っていて夢見心地だ。

好きなのに。
この気持ちは信じてもらえないんだ。好きと口に出したところで笑って済まされてしまいそうな雰囲気だ。

過ごした時間は短くとも青波に対する想いはホンモノで、本当に好きなんだ。このハートを手に取って見せられたらいいのに。

分かって欲しい、認めて欲しい。


「妹の亡き後も心の奥でずっと加奈ちゃんに感謝をしてきた。もし今回、他の誰かが同じ目に遭っていたとしたら、俺は上層部の指示に従っていたと思うよ。加奈ちゃんだから、あなたの身体だけでなくその心も守りたいと思ったんだよ」

それって私が特別みたいな言い方だよ。勘違いしそうになる。


「事件が解決した後、ご両親がお礼をとおしゃったのだけど、俺が断ったんだ。加奈ちゃんに、…会いたくなかったから」


はっきりと言われると痛い。
私が青波に好かれる要素はひとつもないって分かってるけど、辛いよ。