恋の病に、堕ちてゆく。

卒業式後は写真撮影で盛り上がり、両親と帰宅する生徒が多かった。友達もみんな家族と帰って行ったので、私はひとり校舎を出る。


この学校とも、もうお別れだ。

友達はたくさんできたし、勉強も学校行事も頑張った。

ただ彼氏はできなかったな。
はぁ…同級生を友達以上には見れなかったんだ。
だって、彼と出逢ってしまったのだから。私の高校生活は人生最大の片想いで終わってしまった。

校門を通ると、歩道に人だかりができていた。
クラスメートも何人かいる。

また写真でも撮ってるのかな?

そう思って何気なく視線を向けた先に、


「青波!?」


人だかりの中心に、背の高い男性がいて

私は全力で駆け寄った。

青波が、そこにいた。