恋の病に、堕ちてゆく。

青波にメールを送り始めてから、もうすぐ1年が経とうとしている。さすがにそろそろ止めた方がいいという気持ちと、嫌なら受診拒否してくれればいいんだという気持ちが交じり、悩みながらも送り続けている。

迷惑だよね、分かってるんだけど…。

『明日、卒業式です。青波さんたちに救われたから、無事に高校を卒業することができます。いつかお会いしてお礼を言いたいです』


大我と四季にはお礼を言うことができた。後は青波だけなのに、彼は頑なに私と会おうとはしてくれない。四季にも伝言を頼んでいるのにな…。

会うくらい良いじゃんね。青波さんのケチ!

本当は大我と四季に私が何かしなくちゃいけないのに、2人は私の夢を応援してくれるだけでなく勉強の面倒を見てくれている。仕事が忙しいはずなのに良い人たちすぎるよ。

青波さんのことを聞いてもはぐらかされてしまう。元気ではあるみたいだけど、もっと情報が欲しい。

その日は興奮のせいかよく眠れず、卒業式には寝不足で参加したけれど同級生たちとの最後のいい思い出になった。