恋の病に、堕ちてゆく。

迷惑メールと間違えて捨てられてしまったのだろうか。それとも無視?
何度もメールアドレスの打ち間違いがないかチェックしたけれど残念ながら合っていた。

もどかしく思い切って2通目を送ってみることにした。


『加奈です。青波さんのメールアドレスで合っていますか?四季さんに教えてもらって連絡しました。お話できませんか? 君塚 加奈』


最初に名乗ることで、迷惑メールと区別する作戦にしてみた。それとも私の名前はもう忘れてしまったかな?

今度こそ返信が来るといいけど…。


「凄い顔で携帯を睨んでるけど、なんかあった?」

キッチンカウンターからお母さんが顔を出す。


「青波さんにメールしてみたの。返事がないから、2通目」

「ああ、青波さん」

四季に会いに行ったことも、青波さんにメールをしたこともお母さんには話した。なんとなく気まずくて、お父さんには秘密にしてもらっている。