恋の病に、堕ちてゆく。

「加奈ちゃんを不愉快にさせてしまったなら、謝る。すまなかった」

「……」

私は何故、2人の話をしたのだろう。謝って欲しかったわけじゃない。

「この話はこれで終わりでいい?」

「はい…」

先生の気持ちが青波に伝わっていないのだから、私がなにを言っても無駄だ。


「それじゃぁ次は俺の番ね」

「なにかあるんですか?」

「9時から、お父さんと電話で話せることになってる」

「9時!?」

後、15分もない。

「本当に話せるんですか!?」

身を乗り出して尋ねる。

監禁生活9日目。
6日ぶりにお父さんと話ができるようだ。