恋の病に、堕ちてゆく。

「此処はいいから、四季と先に飯食っててくれ」

「でも…」

「いいから」

「了解」


青波が大我を追い払ってくれたようで、ホッとする。


「加奈ちゃん、大丈夫?」

「大した怪我でないので、大丈夫です」

もう怒りを通して悲しくなってきた…。今すぐ警察に大我を突き出したいよ。


「あういう言い方しかできない奴なんだよ。本当は心配してる。…入っていい?」


トン、とドアを叩かれる。


「女の子なのに痕残ったらどうするの?」

「そう思うのなら、最初からこんな傷つけないで欲しかった!」

バンっと、ドアを強く叩き返した。


「気持ち悪い!!」

「え?」

「貧血!立ちくらみ!…もう最悪…」

全部あなたたちのせいだ!