この想いあなたに届け

それから冬休みに入り、広くんとはなにもなかった。

冬休みなんてはやく終わればいいのに…

自分の部屋のベランダにでて誰も居ない空間に、キラキラ光る星が散らばっている夜空に向かって呟いた。

もう、部活は引退して、冬休みに広くんと会うことなんて本当になかった。

私は私立の高校を推薦で受験することになっているため、冬休みが明けたらすぐ受験になる。

毎日が受験勉強だ。

正直みんなまだ遊ぶ余裕がある中、私だけ冬休み遊べずに勉強に明け暮れているなんて嫌だった。

でも、私は受験に合格したらみんなが追い込みをかけている中、私は遊べる。

みんなも自分と同じ感情になるのか

なんて考えながら眠りについた。