「ごめんねぇー康介の汗が着いたタオルなんて触りたくなかったでしょ」

広くんのお母さんが私に気をつけって謝ってくれた。

「全然大丈夫ですよ!」

「そうそう!夏希はね、広田の汗拭き係だからね笑笑」

影山先生が笑いながら言った。

「康介の汗拭き係!?」

「はい笑笑」

私は苦笑いしながら答えた。

「それってどういう?」

「台に飛んだ広田の汗を夏希がいつもシートを持って後を追いかけてるんだよね笑笑笑笑」

「夏希ちゃんそれほんと?」

「はい」

私はまた苦笑いしながら答えた。