私は、真夏の暖炉になった。




全く、熱くなかった。




愛の熱だからかも。





目の前で、戦争を見つめながら、




私たちは、抱きしめあっている。






命の防空壕。






みんなで、体を寄せあった・・・・・・。





カミナリもピストルの弾も・・・・・・!










やがて、空は晴れたっ!






私たちは、生きていた。






戦争が、終わったっ!





亡くなった兵士が、血をだらだら、流していた。





私は、傷をおさえた。









やがて、血が、止まった・・・・・・。






「良かった」





亡くなってからも、大切なものを、失わせたくなかったっ!






私は、全ての兵士を、抱きしめた。




「お国のために・・・・・・、ありがとう・・・・・・!」