北高の入学式、同中からの友達は数人いるものの、他の中学に比べたら私の地元である南中からくる生徒は格段に少ない。

どうしよう、クラスが不安すぎる、、、
これからやっていけるのか?私、、、

「もーかっ!なにそんな暗い顔してんの?」

「あ、わかな!!」

わかなは、同中、同じ部活で部長を務めた頼れる存在。

「だって〜、
クラスに知ってる人いなかったらどうしよう
私やっていける自信ないよ、、、」

「そう?友達増えて楽しいじゃん!!!」

なんて能天気なことを言ってるのは、
こちらも同中、同じ部活だったあすか
ちなみにこの中で唯一の彼氏持ち

そんなあすかみたいに思えないよ〜

と言いつつ、私の目はもはやクラス表にしか向いていない。
1組、、、は
え!あすかもわかなも1組!
私の名前は、、さ、、
か、く、、黒田、じゃなくて
こ、、小林、小山でもなくて
さ、佐藤!って思ったけど違う人、、、
次は、、、清水、、
ん?私の名前ない、、、、、

あすかともわかなともクラスちがう、
てことは?
1年間ぼっち確定、、、???
そんなの嫌!!!!
と必死に佐藤もかを探すも、1組にその名前はない

嘘でしょ、、、

と絶望する私に、

「あ、もか7組じゃーん」

なんてあすかとわかなの呑気な声

待って?遠すぎない?????

こうして私の高校生活は闇に包まれたままスタートしました、、、