いつからだろうか。窓の外にいる彼をずっと目で追っている。それはいつから始まったのだろうか。

あなたの笑顔、あなたの運動する姿、あなたの授業中に眠る姿さえも愛おしく感じてしまう私は末期症状のようにかんじる。あぁ思い出した。こんなふうに思うようになったのはきっと1年前の夏からだ。体育祭の練習のあの日からだった。