かない。
「取引を開始しよう。」
「っ!?」
「取引した相手だな。」
「やっぱり、そうなの?」
私たちは物陰に隠れて、ヒソヒソと話す。
「絶対にここから出るな。相手は危険人物だ。」
「それって、どのくらい?」
「一秒で人を殺せるな。」
「っんにゃっ!?」
「大声出すな。静かにしてろ。」
猫に怒られましたあ。ヒイイイ、怖いよお。
「契約内容は、かっこいい自分が手に入る。が、しかし、君のいいところを取ることにしよう。取引だからな。」