「無理?何が無理なの?」
ああごめん!
私がこの猫に騙されてない限り、涼は危ないの!
時間だってない!
説明してる暇はないんだ!
騙されている感じはない。
猫の真剣な黄色い瞳が、私を見ている。
私よりも焦っているようだった。
「戻らなくなっても、いいのか!?よくないだろ!」
よくない!
絶対に、ダメ!
涼は、!
私の彼氏は、涼は、私が助ける、!!
お願いです!
涼が取引をしたところまで、時間を戻して、!!