「いいな、美波は好きな人がいて。頑張りなさいよ」 美波は、チョコレートケーキを美味しそうにほおばりながら頷いた。 そういえば私、最近恋をしていない。 15歳の頃に付き合っていた彼と、高校に入った時期に別れてからずっとだ。 誰かの恋を手伝ってばかりで、満足していた。 あせることはないけれど、恋をしている女の子がすこし羨ましい。