「救急車呼んだほうがいい!?」














京「...」














「京!」














京「あ、ごめん。動揺しちゃって














とりあえず、俺まだ病院離れられないから














救急車呼んで、それで」














そこまで聞いて、近くにいる人に














救急車を呼んでもらうように頼んだ














「今、呼んでもらってる」














京「どんな状態か聞きたい」














「過呼吸にチアノーゼがでてる














意識はあるけど俺のこと認識できてない」














凛ちゃんに声をかけながら答える














凛「いたい、」














「凛ちゃん、どこが痛い?」














凛ちゃんは胸をぎゅっと抑えていて














「京!多分だけど胸も痛がってる」














京「まじか、分かった














とりあえず、意識保つように言ってほしい」














「分かった」














それだけ言うと電話を切った














ピーポーピーポー














「こっちです!」














救急隊員を誘導しながら














名前と年齢 症状を教える














「凛ちゃん、大丈夫だよ」














凛ちゃんは数分前に意識を失った














隊員「サチュレーションとマスクつけます」













そして京の病院へ














救急車入口には京と樹がいてくれて














京「このまま俺は処置に入る」














「分かった」














樹「陸」














「いつき」














樹「凛ちゃんなら京がそばにいるから大丈夫」














「胸抑えてて痛がってた」














樹「たまにね、あるんだ」














すごく悲しそうに樹は言った














「苦しそうで」














樹「そうだね」














「凛ちゃん大丈夫かな」














樹「今は信じて待つしかない」














そう言われて、待つことにした