あーあ、完全に拗ねた














「けーい?」














京「やだ、」














「熱上がっちゃうって、」














京「いいもん」














良くないくせに、そういう事言う














「だめ」














そう言って、布団をめくる














京「やだ~、」














「辛いな、」














そう言うと涙を流す京














「お薬に助けてもらおう?














そしたら、ゆっくり寝れるはずだからさ」














京「やだ、」














「ん?」














京「...凛と一緒に寝るの」














「そっかそっか」














ごめん、その気持ちは察せないわ














「じゃあ、凛ちゃん呼んでくるから














いい子に待ってるんだよ?」














京「うん」














健気なやつ(笑)














凛ちゃんがいるであろうリビングへ














ガチャ














凛「あの、京は大丈夫?」














「吐き気は落ち着いたんだけど、














熱もあって、かなり辛いみたい。」














凛「京に会いたい」














だめ?と上目遣いで聞いてくるから














これもまたダメって言えない(笑)














「薬入れたいんだけど、いいかな?」














薬を見るのも辛そうな時があるから














一応の確認














凛「そばにいていい?」














「うん、もちろん」














そういうことで、京の部屋へ戻る














「京〜、凛ちゃん来てくれたよ」














京「りん?」














モゾモゾ動いて起き上がろうとする京














京「いつき、」














「はいはい、」














頑張ったけど無理だったらしい














だから、僕が起き上がらせることにした