とある日の朝














「よし、これでOK」














今日はいつもより早く起きれたから














優雅に朝食を作ってみた














「ん、うまい」














俺は一足先にご飯を食べて














フライパンや食器を片付ける














「はる~」














春の部屋に入り














ねぼすけな春を起こす














春「ん、起きてる」














「起きてない、起きろ」














起こさないとずっと寝てるし














いつまで経っても手間のかかる弟














もはや、子供に近いのでは














「春、起きなさい」














春「分かったよ、」














朝が苦手な春はいつも不機嫌














「おはよ」














春「おはよ」














どんな時も挨拶は忘れない














小笠原家の家訓と言っても過言ではない














「ちゃんと着替えなね」














そう言わないとパジャマのままで














普通に仕事してる時あるから














春の部屋を出て














次は凛の部屋に向かう














「りん〜」














まだ寝てるのかな














そう思ってベットの近くに行くけど














どうもそうじゃない様子














「凛」














呼吸が荒いし汗もすごい














そして何より涙を流している














「どうした」














そう声をかけてベットの上に座る














凛「けい」














「いるよ」














俺が起きたときは大丈夫そうだったけどな














凛「京」














どうしたんだろう














そう思いながら凛を抱きしめる














「大丈夫」














そう凛に伝えているけど














呼吸は速くなる一方で