side:湊月
撮影初日の朝は珍しく目覚めが良かった。いつもアラーム鳴らしても起きれないくらい朝が弱いのに。
より目覚めを良くするためにコーヒー飲んた。しばらくすると夢が朝食を持ってきてくれて、一緒に食事を済ます。
撮影ではメイクさんがヘアセットなどをしてくれるからブラシで整えるだけの簡単な身支度を済ませる。
台本と筆記用具、他にも白石さんからアドバイスを貰って必要な物をバッグに詰めていく。
「湊月くん忘れ物ない?体調は大丈夫?」
「何度も確認したから大丈夫。夢、お母さんみたい」
「だって気になるし、心配で…。ていうか湊月くん、高校生の女の子に“お母さん”はあまり言わない方がいいよ?わたし、そんなに老けてないもん」
膨らませた頬を思わずつつきたくなる。怒らせてしまったのは申し訳ないが、朝から可愛すぎ。
ダメと分かっていても行きたくなくなる。
「ごめんごめん。行ってくるね。帰る時また連絡する」
頭を撫でるとすぐに機嫌が良くなったのかもとの笑顔を取り戻した。
「行ってらっしゃい湊月くん。頑張ってね!」
撮影初日の朝は珍しく目覚めが良かった。いつもアラーム鳴らしても起きれないくらい朝が弱いのに。
より目覚めを良くするためにコーヒー飲んた。しばらくすると夢が朝食を持ってきてくれて、一緒に食事を済ます。
撮影ではメイクさんがヘアセットなどをしてくれるからブラシで整えるだけの簡単な身支度を済ませる。
台本と筆記用具、他にも白石さんからアドバイスを貰って必要な物をバッグに詰めていく。
「湊月くん忘れ物ない?体調は大丈夫?」
「何度も確認したから大丈夫。夢、お母さんみたい」
「だって気になるし、心配で…。ていうか湊月くん、高校生の女の子に“お母さん”はあまり言わない方がいいよ?わたし、そんなに老けてないもん」
膨らませた頬を思わずつつきたくなる。怒らせてしまったのは申し訳ないが、朝から可愛すぎ。
ダメと分かっていても行きたくなくなる。
「ごめんごめん。行ってくるね。帰る時また連絡する」
頭を撫でるとすぐに機嫌が良くなったのかもとの笑顔を取り戻した。
「行ってらっしゃい湊月くん。頑張ってね!」