湊月くんの甘い溺愛に困っています

翌朝。いつものように湊月くんの家に向かう。相変わらず朝に弱く、カーテンを開けても布団に潜っていく湊月くん。

デートの時は必ず早く起きるのに。


「湊月くん起きてー!」


布団を無理やり奪い取ってようやく目覚めた。元気に跳ねている寝癖。目を細めてわたしの方を見るなり腹あたりに横たわる。


朝ごはん食べたばかりだからそこで寝るのはやめてー。ポッコリしているのがバレちゃう。


そんなこと気にする様子もなく腕をまわして抱きついた。


「湊月くんふざけてないで準備して!」

「今日はこのままサボろうよ?どーせ昼までだし」


わたしの心を揺さぶる甘い誘惑。甘えてくる湊月くんの誘いにうっかり乗っちゃいそうだ。

朝は誘惑が多い。眠気を誘う陽気に甘えん坊になる彼氏。ぽかぽかと伝わってくる彼の体温のせいでさらに眠気が増す。


「夢といるとよく寝れそうだ。毎日こうしていたい」


湊月くんの誘いに乗ろうとした背中に手をかけようとした瞬間、スマホの着信音が鳴った!驚いたことによって腕が離れた。眠気が一気に覚める。

電話の相手は優花里だった。慌てて出ると、かけてきた優花里も何やら慌てた様子でいた。


「もしも…」

『夢大変!!あああ…っ!!』

「もしもし優花里?どうしたの?」

『しししし白石様が学校にいるのよ!!?』