湊月くんの甘い溺愛に困っています

次の日の朝もいつものように湊月くんを起こしに行った。朝食に身支度。それらを済ませて家を出る。


「ねぇ、昨日はどうして遅かったの?」

「昨日はちょっと。でも大丈夫。夢が心配するような事じゃないから」

「…そう」


はぐらかされた…?話したらわたしが心配するような事なの?朝から目も合わせてくれないし。少し距離を感じる。


「じゃあ、また放課後」

「うん」


湊月くんが遠い存在のように感じた。その大きな背中に手を伸ばしても届きそうにない。置いていかれそうな。不安な気持ちが胸に残る。

わたしの知っている湊月くんは消えつつある。