湊月くんの甘い溺愛に困っています

いつの間にか比べていた。鏡に映る自分はなんて幼いんだろうって。その思い込みは自分の中を支配していった。

わたしは年下で子供っぽくて、湊月くんの隣を歩くにはふさわしくない。好きって伝えてくれた湊月くんに申し訳ない。

もっと自信を持っていれば……。わたしは湊月くんに好きって言えた、可愛いって褒めてくれる。

好きな人にたくさん嬉しいこと言われていたんだから、自分に自信を持たないとわたし自身が可哀想だよ。

自分を好きになって、自信を持って。好きな人がわたしを選んでくれたんだよ。胸張っていくことはわたしの自信になるんだよ。


「わたしの思い込みだった。子供っぽいのなんて気にしないで、いつも通りのわたしが1番好き。湊月くんが好きになってくれたわたしは、そういうわたしでしょ?」

「うん。俺は大人っぽいとか子供っぽいとか気にするより、ありのままの夢が好きだよ。もっと自信持って。俺が選んで、好きでたまらない最高の恋人なんだからさ」


そう言うと照れくさそうに、はにかんだ笑顔を見せた湊月くん。頬を指でかく仕草をして誤魔化している。

わたしも吊られて…いや、もとから冷静ではない。今にも顔から炎が上がって幸せで倒れてしまいそうだ。

いつもずるいよ。わたしが悩んでいたことがまるでちっぽけでなんの意味も持たなかったものみたいに褒めちぎってさ。