湊月くんの甘い溺愛に困っています

「夢さ、どうしてそんなに俺のこと惑わすの?もしかして天然?可愛いにも程があるよ」


ぎゅうっと抱きしめる腕の力が強くなった。背中に彼の体温を感じ、いっそ鼓動を加速される。


やっぱり可愛いって思ってた。しかも天然って。やっぱり湊月くんにとってのわたしは年下の可愛い彼女ってことなんだよね?

まぁそうだよね。いつもわたしの行動は子供が大切なおもちゃを取られないようにするような動きばかり。

口論では勝てないから行動で示しているつもりだけど、それが相手にとっては思いのツボで、ひと押しすれば勝てる相手にしか見えないんだ。


「わたしさ子供っぽいみたいなところない?」

「どうしたの急に?……うーん別にそう思ったこと一度もないな」

「嘘!?わたし見た目は貧相だし、背も高くない、大人っぽいところなんてひとつもないよ?さっきも湊月くんを取られたらヤダだから腕にしがみついたりしてさ。どう見ても子供っぽいよ」

「誰かに言われたの?子供っぽいって」


その言葉に対して引っかかるものを感じた。


……誰かにじゃない。言ったのは自分だ。SkyのCMが始まった頃から湊月くんはよりファンの子たちに囲まれることが多く、その子たちは皆、美人で大人っぽい人たちばかり。