湊月くんの甘い溺愛に困っています

フラれたらなんて考えたら、もう幼なじみでいられないかもしれない。湊月くんと過ごしていた時間は全て大切で簡単に壊したくなかった。


優花里の言葉が胸に引っかかっていた。

そのまま時は過ぎて放課後になる。帰りはもちろん湊月と一緒。だけどこの日は待ち合わせの場所に湊月くんの姿はなかった。


待ち合わせとか約束は必ず守るのに。3年生だから受験で忙しいのかな?


帰宅し、部屋着に着替えてスマホを片手にソファーに寝転がる。湊月くんからのメッセージがないか確認したが、通知はなかった。

心配になり、帰宅したら連絡をするようにメッセージを送る。夕飯の手伝いをし、食べてお風呂まで済ませてようやく湊月くんからの返事がきた。


『ごめん。今日は忙しくてさ。明日は一緒に帰ろう』

『お疲れ様。また明日ね』


幼い頃から一緒だったわたしには分かる。湊月くんは何かを隠していることを。


湊月くんだって話したくないこともある。ずっと優花里の言葉が頭を巡っていた。そのうち誰かの恋人になるかもしれない。

わたしが行動しない限り、何も変わらない。これから大学生になって就職をして、沢山の人に出会う。

新しい出会いがきっかけでわたしのもとから離れる未来だって…。


湊月くんとの未来に不安を抱きながら夢は眠りについた。