湊月くんの甘い溺愛に困っています

「俺はね、夢とこうして過ごしている時間が一番好きなんだ。だから夢と居れば自然に疲れなんて吹っ飛ぶ。夢は?俺と居てどう思う?」

「わたしも湊月くんと居る時はいつも楽しい。疲れている時も悲しい時も湊月くんと居たらそんなの忘れていた。湊月くんと居る時が一番好き」


湊月くんといる時間はわたしにとって大切なもので、湊月くんにとっても大切な時間なんだね。


「分かってくれたみたいだな。あ、人も結構減ってきたし帰ろうか」

「うん。湊月くん、手繋いで帰ってもいい?」

「いいけど。…なーに甘えたくなった?」

「う、うん。手、繋いでいたら、わたしは湊月くんの彼女です!って堂々と言えるから」

「夢って可愛いね。手繋いでなくても、堂々としてればいいのに」

「湊月くん分かってない。出しゃばると、ファンの子たちから目の敵にされるんだから!?」


まぁ、付き合う前からそういうことが多々あったけど。でも今は付き合ってるし。張る胸が無くても堂々と出来るようにこれから頑張りたい…!

人前ではまだ恥ずかしい気もすると、そんなこと気にしていたら湊月くんが他の子に取られるのも時間の問題だから。


「俺が守るから」


ボソッと何かを呟いた湊月くん。振り返って聞き返そうとしたら手を引かれた。

「湊月くん」と呼ぼうと唇を動かそうとしたその瞬間、彼の唇によって塞がれてしまう。