湊月くんの甘い溺愛に困っています

ようやく教室に着き、ドアを開けて中に入った。目に入ってきたのはカーテン越しに外の様子を伺う湊月くん。

後ろ姿でも分かるくらい疲労困憊していた。


「湊月くんお待たせ」

「夢。…ごめん、こんな事になって。巻き込まないように先に帰ろうとしたんだけど、それよりも早く人が集まったみたいで」

「ううん、気にしないで。凄いよねネットの力って。あっという間に広がっちゃうんだから」

「分かっていたつもりだけど、目の前でこんな事が起こるとちょっと怖いな」

「大丈夫。湊月くんにはわたしがいるから!どーんと任せて!」


胸に拳をトンと当ててたくましさをアピール。すると湊月くんは何故かくすくすと笑い始めた。


「夢はやっぱり面白いな。さっきまで退屈だったのが嘘みたいだ」

「わたし面白いこと何も言ってないよ?こうやって、湊月くんにたくましさをアピールして」

「ふふ、それが面白いんだよ」

「えぇ〜?どこが??」

「夢はどちらかと言うと、可愛いんだよ夢は」


つまりたくましく見えないと。やっぱり体型が大人っぽくないからかなー?

腕を見たり、腰周りを見たりして体型を再確認する。


すると湊月くんはわたしの近くに来て、いきなり抱きかかえた。骨盤あたりをしっかりと支えられているけど、それでも体制が不安定。