湊月くんの甘い溺愛に困っています

「夢。夢はどう思う?」

「わたしは…湊月くんの意見を尊重したい。もちろん挑戦したいって言うなら応援するよ。だけど、決めるのはわたしじゃなくて湊月くんだから。湊月くんはどうしたいの?」

「…俺は正直不安がある。今はテレビだけじゃなくて、ネットやSNSでも調べれば簡単に見ることができる。簡単に踏み込んでいい世界ではない」


恐れているのは挑戦ではなく、周りに迷惑がかからないか。湊月くんがどれだけ周りを大切にしているか言葉を通して伝わってくる。


「若いのにしっかりしているね。いや、若いから身近な存在なんだろうネットというものは。答えが出たらここに連絡してくれ。僕の名刺だ」


Skyのイメージカラーが使われた名刺を渡して、空野社長は次の仕事へと向かった。


結局答えは出なかった。それからずっと難しい顔をして考え込んでいる。

何回も名刺見ては止め、見ては止めの繰り返し。相当悩みこんでいるみたいだ。


だいぶ迷っているみたい。いきなりSkyの社長さんからイメージモデルを頼まれたら仕方ないよね。

前にやりたいことはないの?って聞いた事あるけど、特にないって言ってたからいいきっかけになると思うんだけど。

湊月くん自身のことだから、わたしが口出しすることじゃない。

でも……