湊月くんの甘い溺愛に困っています

「美味しい〜。湊月くんはどう?美味しい?」

「美味しいよ。上に乗っているラムネアイスも甘すぎなくてさっぱりしてる。夢も食べる?」

「うん、食べてみたい…!」


湊月くんの手から受けろうとしたが、一向に渡す気配がない。それどころかスプーンでアイスをすくう仕草をみせる。


「ほら夢、あーん」

「え?!えぇ…」


待って、ここ外だよ?周りに人もいるし。


周りの視線が気になってキョロキョロと辺りを見回した。すると目に入ったのは他のカップルたち。その人たちは互いの飲み物や乗っているアイスを食べさしあっている姿。


皆周りを気になんないの?というか眼中にない?


あまりの衝撃に度肝を抜かれてしまったわたし。


覚悟を決めてわたしは口を開けた。当然、目を合わせることは出来ず、閉じてしまった。そして口の中にアイスが入ってきた。

少しアイスは溶けていたけど、冷たいアイスとラムネのシュワシュワ、控えめの甘さが口いっぱいに広がっていった。


「美味しい?」

「美味しい…です」

「もう一口食べるかい?まだ残っているよ」

「あとは自分で食べる!はい、わたしのブルーハワイと交換!」


もとは湊月くんが注文したラムネソーダだけど、そんなこと考えている暇なく強引に奪い取るような形で互いの飲み物を交換。

スプーンで再びラムネアイスをすくって自分の口に入れる。