「こらー!何してる」
入口から、声がする。
やばい。
見ると、鍵を持った先生が怒りながら立っていた。
(この先生って、怖いって噂の…)
「こんな時間に男女で何を考えてるんだ」
私が焦っていると、悠斗がすっと前に出て、カバンを指さした。
「すみません、課題をとりにきただけです。すぐ帰ります」
すると
「まったく、こんな時間にけしからん……」
先生はぶつぶつ言っていたが、
「早く帰れよ〜」
と職員室に戻っていった。
「はあ…びっくりした」
「ごめんなさい、私が大きな声出したから」
「大丈夫だよ。そろそろ帰ろっか」
「ねぇ、先輩」
「ん?」
「大好きです」
三日月の下、私たちは、今日、晴れて恋人同士になったのでした。
♡♡♡
ある日。
「貸切のプラネタリウムチケットが当たったんだけど行かない?」
「え…!!行きたいです」
恋人になってからも、もちろん夜の学校で会う日々は続いていた。でも、特に変わったたことはない。お互いがお互いを大切だと思っていればそれでいい。ドキドキするし、好きだなあと思う。それでいい。そんな日々でいい。そう、思っていた。が、先輩の言葉に胸がときめいてしまう。…貸切…でプラネタリウム!!
「再来週の日曜なんだけど空いてる?」
「空いてます!」
先輩との予定なら、何があろうと空いている。私にとっては、一番大事だからだ。恋人になってから初デート!私服で会うのは何気に2回目だ。先輩とふたりで出かけられる、その喜びをかみ締めて、私はどたばたしないように今回は先に服を選ぶのだった。
入口から、声がする。
やばい。
見ると、鍵を持った先生が怒りながら立っていた。
(この先生って、怖いって噂の…)
「こんな時間に男女で何を考えてるんだ」
私が焦っていると、悠斗がすっと前に出て、カバンを指さした。
「すみません、課題をとりにきただけです。すぐ帰ります」
すると
「まったく、こんな時間にけしからん……」
先生はぶつぶつ言っていたが、
「早く帰れよ〜」
と職員室に戻っていった。
「はあ…びっくりした」
「ごめんなさい、私が大きな声出したから」
「大丈夫だよ。そろそろ帰ろっか」
「ねぇ、先輩」
「ん?」
「大好きです」
三日月の下、私たちは、今日、晴れて恋人同士になったのでした。
♡♡♡
ある日。
「貸切のプラネタリウムチケットが当たったんだけど行かない?」
「え…!!行きたいです」
恋人になってからも、もちろん夜の学校で会う日々は続いていた。でも、特に変わったたことはない。お互いがお互いを大切だと思っていればそれでいい。ドキドキするし、好きだなあと思う。それでいい。そんな日々でいい。そう、思っていた。が、先輩の言葉に胸がときめいてしまう。…貸切…でプラネタリウム!!
「再来週の日曜なんだけど空いてる?」
「空いてます!」
先輩との予定なら、何があろうと空いている。私にとっては、一番大事だからだ。恋人になってから初デート!私服で会うのは何気に2回目だ。先輩とふたりで出かけられる、その喜びをかみ締めて、私はどたばたしないように今回は先に服を選ぶのだった。