「死ぬかと思った」 私は彼に対してそう呟いた。 「ごめん」 ごめんって、謝られてもこちらが困る。 「いや、そのリスクは元からわかってたから、琢磨君のせいじゃないよ」 私もそれを折り合いこみで了承した。 そ琢磨君のせいにしたら違う話になる。 「私は、あのハグ、ドキドキしたけど、気持ちよかったよ?」 「そ、そうなんだね」 「琢磨君はどうなの?」 気になる反応だ。 「僕も気持ち良かった。ドキドキが止まらなかったよ」 「そう。ありがとう」 「どういたしまして」