「ん、よみ終わったのか?」 そう、琢磨君がこちらを向いて言う。 「うん。読み終わっちゃった」 そう、笑顔で私は言った。 「僕はまだ六割しか読めてないよ。読むの早いんだな」 「読みやすかったからだけだよ」 そう私が琢磨君をまっすぐに見つめながら言うと、琢磨君がフリーズした。 え、急にどうしたの?