琢磨君ならきっとこの状況を変えてくれるかもしれない。
「分かってる」
そして、琢磨君は、アイテムボックスを割った。
そして、出て来たアイテムは、起死回生の攻撃アイテムだった。
そのアイテムを放ち、沙也加ちゃんに当てた。
沙也加ちゃんの機体は転がり、そして動きを緩めた。
その隙にわたしがどんどんと加速して言って。
「やったー!!」
わたしは琢磨君とハイタッチした。
わたしが一位、沙也加ちゃんが二位、
つまり、わたしたちの勝ちだ。
そしてもう一度ハイタッチ。
気持ちのいい勝利だと思う。
「悔しい」
敗者である沙也加ちゃんはその場で地団駄を打ち、
床に拳を突き立てた。
「悔しいよ」
そう、もう一度言う。
「悔しい!!」
もう一度。
悔しさを前面に押し出している。
そんな気がした。

